イガイガボン

出版の(株)iga

最終回・虚言朗読会『背走する太鼓』告知

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ついに最終回を迎える詩の虚言朗読会。
最終テーマは
『背走する太鼓』
 


 
出演
阿賀猥
杉本真維子
山岡遊
X(謎の詩人?)

オープンマイク大歓迎!!
 


 
開催日時
2017年4月1日(土)
午後6時・開演

 
会費
2000円(1ドリンク付き)
 
 
会場
カフェ・ギャラリー・シャイン
ライブ会場としても40年の歴史を持つ、老舗カフェです。
 
〒330-0071
さいたま市浦和区上木崎1-9-20
Tel 048-833-1045


 
京浜東北線・与野駅
西口から左へ駅沿いに進むと、
レンガ造りの建物がございます。
「SHINE」の看板が目印です。
徒歩30秒ぐらいの距離です。
 
武蔵野線でお越しの際は「南浦和」から
京浜東北線(浦和・さいたま新都心・大宮方面)にお乗り換えください。


 
 
ご来場、心からお待ちしております!
 
 


連絡先 彩の国夢探偵団・山岡
(携帯)080-5060-2529
(自宅)048-822-2529

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あまりにも、あまりにも(悪人正機の悪悪悪)1

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悪人正機説もまるで知らなかったわけではない。
これをおさめた嘆異抄とやらが、またまた名著の由、
聞き知ってはいたのだが、最近まで読んだことがなかった。
顔のせいだ。
問題は親鸞の顔。こんな顔の奴がまともな事を言うはずがない、
こう思ってページはめくらないまま。

親鸞といえば普通にはよほど歳を食ってからの顔、
それも簡単な素描のものばかり。

全体もぼけていてよく分からない。
浄土真宗側が隠しているのではないか?とつい疑ってしまうが、
30代、40代、壮年期の顔が描かれたのは見たことがない。

90歳の最晩年までガンガン書き連ねた親鸞、
何歳になろうがモーロクのはずはないが、
それでもなんとかモーロクを待って、やっと描かれた肖像画、
やっとボケかかって、なんとか大人しくなられたときの顔……
それだけが出回って欲しい……こういう思惑での肖像画とか?

だが彫刻はそこここ残っている。
九州のはずれ、とかこんな所に?という
ひなびたお寺にあったりしてびっくりする。

近い所では千葉は佐貫。
内房線の「さぬき駅」(正式駅名は佐貫町駅)で下車。バスで1時間の神野寺。
虎が逃げ出して有名になった寺だ。
いまは真言宗だがその昔は浄土真宗。
親鸞が滞在して自身で彫った座像が残っている。

はじめは気がつかなかった。
このあたりの豪族か?このあたりにも戦国大名、
異名はマムシの斉藤道三、
そんなような男がいたんだな、思いながら眺めていた。

眼光ケイケイ、怒気をはらんでにらみつけ、
今にも飛びかからんばかり。
受付でこれが親鸞と聞いてもしばらくは信じられなかった。
宗教家のかおではない、山賊、海賊、強盗の顔である。

まさか、この男、自分のような悪漢が正しい、
あんたらみたいな美人さんより、
またそこらのお偉いさんより正しいとか言っているのではないか?
まさかとは思うがたまにそういうずうずうしいのがいる。
……なんとなんと結局はこの「まさか」だったのか?

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まずは悪人正機説、これは以下である。

善人なおもて往生す、いわんや悪人おや

 
大変に有名な一文だが、この意味となるとまず大半がお手上げ。
大半が分からないという。

往生というのは極楽往生のこと。
直訳すると、

「善人でさえ極楽に行くことができるのですから、悪人ならまず大丈夫。間違いなく極楽に行きますす」となる。

悪人は死んだら地獄とおもっていたら、なんと極楽に行くというのだ。
悪人の方が、善人より先。
まず一番に極楽に行くというのだ。
つまり、悪人の方が善人より正しい、としているのだ。

こういう説は他には見当たらない。
外国にもないのではないか?
善と悪との身分を逆転させてしまっているのだ。

歎異抄は危険として長く公開されなかったのも、
この部分のためか?ともおもわれるが、
なぜ悪人の方が善人より、いいのか?
これが分からない。

めでたく成仏、極楽についた思ったら、
石川五右衛門やらアルカポネやらすごいのがゾロリとなると困るではないか!
だれがこんな厄介なことをいったのか?
親鸞という説と法然という説の2説がある。
今まではずっと親鸞の説とされてきたもの。まずは親鸞を探った。

それらしいことはモヤモヤと幾分か書いてあるようで、
この嘆異抄からは、しかとは掴めなかった。
どこか他に詳しく理由を書いているはずと、親鸞の文書を隈無く探した。

膨大な教行信証4巻、何でもかんでも書きまくる親鸞のこと、
その中に書いているるはずだ……ところが、結局なかったのだ。

善人については、書いている。
善人は余りに汚いと罵倒しているがその理由、なぜ汚いかは書かれていない。
悪人はなぜ善人より立派なのか?
その理由を親鸞からは見つけることができなかった。
ひょっとして親鸞、その理由は分からなかったのではないか?

たとえ法然師匠にだまされたとしても、かまわない。
法然師匠についていくと言う歎異抄のちょうどこの前の2章にある。
法然の教説とはいえ、中にはよく分からない教理、
ピンとこない教説もあったのだろう。
この悪人正機あたりもそうではなかったか?

最近では、悪人正機は法然の説とするのが普通。
法然の高弟源智の「法然上人伝」に同じ文が
法然の発言として記載されていたからだ。

これは歎異抄より50年も前のもの。
作者の源智は幼き日から終始法然のもとにあった人物。
おそらくは源智が法然から聞き取って書きしるし。
それを親鸞など、だれかれが写し取っていったのだろう。

法然絶筆、一文起請文はこの源智の要請で書かれたもので、
法然はその2日後に死亡している。

息も絶え絶えの法然を無理無理たたき起こし、書かせたのだ。
それまで冷酷な人と反感を持っていたのだがなぜか画像を見てすべて氷解した。

画像は京都百万遍知恩寺の奥、分厚いコンクリート壁の蔵の中にある。
この人は法然を熟知している。
ひょっとして法然以上に熟知していたのではないか。
法然を愛し法然を守り、その死後までも守り続け……
そういう人物ではなかったか。

地恩寺境内の奥で、墨染め粗衣をまとって
半ばほほえんだままに700年を経た源智。
ただの画像である。
小さな軸の絵でしかないが、
いまだ生命を持ったままの人物として、微笑んでいらっしゃる……。

その細い穏やかな目から、全てを射抜くかに見える眼光を発し続ける源智画像、
叡智はこんなにも暖かく幸せなものであったのかと不思議に思った。

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新刊告知◆魚野真美 第壱詩集『天牛蟲』(かみきりむし)

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関西は大阪が産んだ新進気鋭の女流詩人 魚野真美。
平居謙編集の詩誌『LyricJungle』を中心に、
不穏で、繊細で、力強い詩篇を次々に発表。

「何処かで壊れた、のかもしれません」
と語る魚野の世界。

魚野真美、初めての詩集に込められた
未来を見据える若き眼差しから見えたもの。

編集も大詰めを迎え、いよいよ完成も間近。

近日刊行『天牛蟲』(かみきりむし)
どうぞ、ご期待ください。

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フーバー回顧録

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31代大統領 ハーバート・フーバー
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『ドラゴンin the Sea』上巻が受けなかった理由として
現行教科書ラインの逆を記述しているという面がありました。
朝日新聞の逆。
 
諸悪の根源は軍国主義、私たちはこれで育ったわけですが、
果たして日本にそんなものがあったのかどうか? 
当社『ドラゴン in the Sea』は、敗戦原因を日本軍国主義とはせず、
ルーズベルトの頭脳に敗北としております。
 
ドラゴンの特異点ですが、このたび解禁となった
フーバー大統領の回顧録は、まさにこの当社推測を明確に証明。
 

『ルーズベルトの責任 〔日米戦争はなぜ始まったか〕』
著:チャールズ・A・ビーアド
翻訳:開米潤/阿部直哉/丸茂恭子
藤原書店 刊

 
今後は教科書もこれに沿って書き直さざるを得ないという情勢です。
戦後思潮も同じ。賢いアメリカさんに騙されっぱなし。
アメリカからみれば、日本は白痴が口をパクパク。
あまりにものバカぶりに仰天していたのではないでしょうか?
 
戦争のさなか、これはもう軍国主義しかないわけですが、
戦前日本は世界と同じ。
不況脱出のル-ズベルトと人権論者のその夫人エレノアに熱狂していたはず。
戦前の方が賢かったのです。
 
『ドラゴン in the Sea』は傑作、
もっと梃子入れをと、府川様ほかご意見いただいておりましたが、
まさに、『ドラゴン in the Sea』読んで賢くなりましょう! であります。
 
なんといっても地球はブラッドランド、呑気な国は無残に殺戮されるばかり。
バカでは生き抜けない、何が何でも賢くなる必要があります。
漫談芸人にやめて『ドラゴン in the Sea』、さあ、ドラゴンであります。

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「貝」吉田ゆき子

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貝        吉田ゆき子

重いような
軽いような
サーモンピンクの
巻貝
てのひらサイズの
トゲトゲのある外側

吉田_巻貝_1

中は真っ暗
夜 でもなく
黒 でもなく
闇 でもなく

守りきれないほどに
柔らかな内臓を
くるんでいた
このトゲトゲたち
柔らかすぎて
とっくに人の腹の中か
鋭い嘴の腹の中
魚の腹の中
あまりに脆かった
この貝の内部
密かに波音をうけていた

貝を拾いに
カズサミナトへ
カランカランと
バケツ揺らして

吉田_巻貝_2

砂を払った手で
このこと知らせたく
「バケツにいろんな色の貝殻の音」
一枚の絵葉書
複雑な人間模様の
編みこまれない世界
人間暮らしの
内臓を見なくていい

帰ってゆきます
長靴も忘れずに

吉田_巻貝_3

中は真っ暗
夜 でもなく
黒 でもなく
闇 でもなく

飲み込んでゆく
ブクリ
ブクリ
バクリ
人間暮らしの
ハラワタの中へ

吉田_巻貝_4

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『谷絵 -谷敏行遺稿画集-』刊行

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お待たせしました。

『谷絵 -谷敏行遺稿画集-』刊行いたしました。

『谷絵 ―谷敏行遺稿画集―』表紙

2011年準備開始、5年を経て完成。
書店ほか、アマゾン他、ネット書店で販売中です。
ぜひ、ご購入いただければ幸いです。
 


 

この5年間は、まさに谷底を這い歩く毎日。
歩いても歩いても行き着くことが出来なかった。
 
問題は彼の絵もさることながら、
彼自身を把握出来ずにいた。
 
単純な男、簡単な画集になると踏んで出発。
しかし何度制作しても
谷敏行を掴めた実感が得られず中断、
途方に暮れていた。
 
単純に見えれば見えるほど、
内実は奥へ奥へ隠され、
見ることが出来なかった。

谷絵_複雑顔

これは画集未収録の谷絵。
モデルは誰かわからないが、
茫洋として掴みにくいところ、
おそらくこの辺りが谷敏行の実態ではないか?
 
次はごくごく単純顔。
実際の谷敏行はこれより丸顔、
ぽっちゃり顔だけれど、
日頃の表向きはこのタイプ。
 
叩いてもホコリも何も出てこないような
単純ペラペラ男という気がしていた。

谷絵_半分顔

ところがところが……
作曲も超奇天烈を絵画作成と同じく、
超スピーディ、長編舞台劇の背景音楽も
渋谷駅構内の小さなレストランでチョコチョコっとで完成。
何の支障もなく演奏可能で、
私も万事苦労なしの月日を過ごすことができた。
 
特に舞台俳優。
舞踏家 十亀脩之介と組んでの
「変形蟷螂型恋愛天虫色模様」
若旦那役はまさにハマり役で名演。
 
本人も何よりこれがご機嫌。
いよいよもうダメかとなると、
「しっかり治って、また若旦那役やるんだ」と耳元で叫ぶと、
急にしゃんとなって嬉しそうに頷いていた。
 
享年43歳、何とも残念な若死にである。
多芸多才、スサマジイまでの才能を
満載したままに死出の旅路についてしまった。
 


 
 
彼を支えた、だめ連の皆さま。
自殺防止に彼の家の戸口を
たたき続けた職場の皆さま、ありがとうございました。
 
なんとか生の旅を終えることができました。

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