感想
◆匿名の方より
「野原で」はショックです。
私が94歳になったとき、
こういうふうに毅然としていられるかしら?
と思ってしまいました。
東日本大震災から立ち直ったかのような
津軽三味線に圧倒されました。
◆吉田ゆき子さまより
岩木山から風が吹いてくるようです。
スピード感あふれる演奏。
地の心が伝わる「疾風」と思います。
◆詩誌ガーネット/高階杞一さまより
津軽三味線をバックにした朗読CDブック。
それぞれの作品には製作に至る背景が付され
ていて、それがまたひとつの物語のようになって
いておもしろい。
例えば次のような具合。
私の父は、時にふと深刻な顔をして、
「飢饉になって食い物がなくなったら、
俺は子供を食うだろう」と言ったそうである。
「とは言っても血のつながった子供より、
まずは私を食うに決まっている。
ああどうしよう、私を助けておくれ」
と母は声を潜めて言うのであった。
母は母で子供の安全どころかまずは、わが身。
「さあ皆、私が襲われたら、わが身は捨てても、
ちゃんとお母さんを守っておくれ」
ということであった。
(「猫又猫七そして猫姫」の解説より)
朗読の方は、
作者の独特な語りが三味線の音と溶け合って、
聞く者を異境に誘い込む。
演奏は若手津軽三味線ユニット「疾風」。
猫姫山は、ただ吹雪
昨日も今日もただ吹雪
雪舞い狂い、風ひるがえる
その風は猫七か?
その雪は、猫姫か?
(「猫又猫七そして猫姫」より)
◆青山かつ子さまより
「猫姫」を拝見拝聴しました。実におもしろく、
阿賀さんの語りは腸の奥底までじんわり染み
こんで参りました。
独特なリズム、抑揚、そして津軽三味線、
軽快でありながらどこか重く、民話の世界に
入りこんだような不思議な魅力を感じました。
見事な語りと三味線のコラボ、堪能しました。