イガイガボン

出版の(株)iga

とうろう型恋愛天虫色模様

without comments

第10回・詩劇『洪水伝説(稽古篇)』
ポエーマンスの部での演目「とうろう型恋愛天虫色模様」をご紹介します。

愛に狂い、殺された男が虫となって呻く、愛憎の物語。

 
 
 
とうろう型恋愛天虫色模様    ドラゴン5章


使用予定曲(音量にご注意ください)

 

愛憎の果てに女にきり殺され、切り刻まれた1つ1つが、虫になって、
ついには昇天するまでをきました。物騒ながら、愛の参加であります。

 
今日こそは本当の事を言いたい。今までのは嘘、
実は、お前が嫌いじゃ、耳も口もああ、ああ、皆皆嫌いじゃ嫌いじゃ、
下賎なお前の心がもろ顔にせり出して
おお汚い。 ああ、汚い。ああ、ああ、どうかしておくれ
ああ、イライラする、お前の顔は見たくない見たくない どうしても見たくない見たくない

トホホホ トホホホ トホホホ   トホホホ トホホホ トホホホ
 
許しておくれ許しておくれ、俺ラが悪い俺ラが悪い
俺らのつけてる顔を許しておくれ コノ顔をゆるしておくれ
煮て食っておくれ、しっかり食べておくれ、
お前サに嫌われたこの顔、釜茹でにして、テンプラにして、漬物にして、食うておくれ
ジャコふりかけて、ゴマふりかけて シソも散らして、手間暇かけてたまるか。

トホホホホホ  トホホホホホ  トホホホ トホホホ トホホホ
 
ウジウジウジウジ何を泣く?
メソメソメソメソ、何が悲しい?
泣き続けるお前が嫌いじゃ、そういうお前が嫌いじゃ。
そんなもの食うてたまるか。煮て焼いて、揚げてたまるか、

タダ殺したい、ただもう殺したい
どうあってもお前を殺したい、どうあってもどうあっても、 

(刀持って迫る)(ここで男が殺害される)

 
袈裟がけに、十文字に、切ってしまった、バッサリバッサリ切ってしまった
バッサ、バッサ バッサリ、バッサリ、
切り刻んできり刻んで、お前のかけらも残らぬようにキリキリ刻んで、
それでも不安じゃ、不安じゃ、
挽き肉みたいに鳥コマみたいに、豚コマみたいに。チマチマと、細々と、粒粒と、
刻んで刻んで、ああ、それでも不安じゃ、それでも不安じゃ、
チマチマと、こまごまと、チマチマ、こまごま、チマチマ、こまごま
チマチマと、こまごまと、チマチマ、こまごま、チマチマ、こまごま

ソソソソソソソソ  ソソソソソソソソ ソソソソソソソソ
 
細かく細かく、チリジリになって、虫が這う、ソソソソそれがお前じゃ、それがお前じゃ。
細かく細かく、チリジリになって、虫が這う、ソソソソそれがお前じゃ、それがお前じゃ
ああ、ああ、ムシのお前が嫌いじゃ、ああ嫌いじゃ、ジャジャジャジャ
ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、ムシのお前が嫌いじゃ嫌いじゃ、ジャジャジャジャ
 
輪廻転生、今は虫、今は天の虫にてここにご挨拶に天より、はせ参じました。
まことにまことに目障りなことなにとぞ、なにとぞ、お許しくださいませ
 
 


 
 
2014年12月14日(日)支倉隆子詩劇『洪水伝説(稽古篇)』
ご来場、心からお待ちしております!

Written by イガイガボン

at

Posted in 雑記

Tagged with ,

Leave a Reply