イガイガボン

出版の(株)iga

忌野清志郎

without comments

野清志郎の歌が目下話題というので、ネットで検索。
もたもたしてるうちに、すでに画面は清志郎ライブ風景。
忌野清志郎

衣装がいい。見事な配色。歌もいい。
もし実際に見にいっていたら、すっかり興奮してしまって
歌詞の意味なんか知らないままに終わっただろう。

問題は販売停止処分になったという歌詞だ。
リンク:サマータイム・ブルース

 
一緒にPCをのぞいたKさんは、
「ほら見てごらんなさい、日本は自由っていうけど嘘、真っ赤な嘘。」と暗い顔。

kさんは福島県人だ。
福島県人としては、この清志郎の歌こそ聴きたかった、知りたかった。
みんな死んだ後で、慟哭の詩なんかいらない、
同情なんかいらない……と、日頃いらだっている。

 
でも清志郎は違う。ちゃんと歌っている、
新聞も詩人も黙り込んでいたときにしっかり歌っている。

新聞や文化人、詩人は、状況を見ている。
安全確認、90%の人が言い出して初めて口を開く。

安全第一、安全第一、
万人死んでも我が身の安全が第一……奇妙な安全感覚

何とも申し訳ない気がして小さくなってしまった。
「何でもかんでも秘密秘密、危ないとわかってたからですよ。だから秘密にした。
 福島県は原発で死んでもいいと決めてたんですよ」
暗い顔でボソボソ。

 
隠蔽もただでは済まない。
清志郎の歌の歌詞まで探り出し、発売中止まで持って行く……
コンサートへの潜入から始まって、たいそうな資金が投入されたことだろう。

資金の出所は、私たちの電気料金。
私たちが福島県に死を?
グルグル頭を巡らせると、こうなるか。
「戦争の時もそうだったんじゃないですか。秘密秘密で負けたって」
と福島県人Kさん。

 
まっとうな見解は弾圧され投獄され日米開戦。
大喜びの詩人たちの声が紙上に踊った。
実篤、光太郎、太宰……作家も政治家もここまでノーテンキではなかった。
ノーテンキは文人専科か?

ノーテンキが悪いということではない。
ノーテンキは楽しい、ノーテンキは皆大好き、
ノーテンキでなくては生きてはいけない……そういうことも多い。
けれどけれど、簡単ではない。

Written by イガイガボン

at

Posted in 雑記

Tagged with ,

Leave a Reply