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詩の虚言朗読会『恥』

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2014朗読会_「恥」

3月8日、山岡遊の第二回・詩の虚言朗読会『恥』に参加した。


会場は「カフェ・ギャラリー・シャイン」
埼玉県の、さいたま新都心駅の隣、与野駅で下車、
西口から左へ向かって徒歩30秒ほどの場所。

朗読は、杉本真維子、下川敬明、伊集院昭子、山岡遊、阿賀猥。

途中トークコーナーがあり、長谷川龍生も参加、にぎやかな夜になった。
まずは、山岡遊が311の原発被害から、東電を話題にした。
さんざんの害毒をまき散らし、大勢の人を悲惨の死に追いやった東京電力。
彼らの卑劣な言い逃れ、悪辣な隠蔽ごまかしは、世間をアッと驚かせた。
恥知らず……とはまさに彼らのための言葉。
「恥」を語るなら、まずは東電から、ということでの蓋開けか?


国をあげて死者を悼む。
全国、善男善女は一斉に声を上げて悼む。
文人詩人はここぞとばかり、身を振り絞って慟哭の書を書き連ねる。
なぜ、今頃?

危険は分かっていたはずだ。
特に原子力発電、亡骸を埋葬さえできない、恐ろしい悲劇、
そこまで泣くエネルギーがあるなら、なぜ事前にその危険を歌えなかったのか?
それ以前は知らんぷり、今頃になって泣きわめいても遅すぎる。
恥知らずといえば、これもまた、そうではないのか?


韓国に泣き屋、泣き女、という商売がある。
親族に代わって葬式で、ド派手に泣きまくって金をもらう。
家族親族は泣く力もない。明日をどう生きるか、お先真っ暗で黙り込む。
代わりに泣きまくる商売である。

嘆くのは簡単である。収益になる。
だがそんなことでは、死者は戻らない。
遅れに遅れた復興建設が早まる事もない。
被害者は住む家もなくて、泣く場所もない。

興遅延


住居は普通は1年以内で建つ、これが数年もかかるという。
なぜそこまで遅れるのか? 驚くべきことだ。
全くの防災無策のままに放擲していた東電内部のすざまじい頽廃、
隠蔽ひたすら隠蔽できた知る人ぞ知る東電内部の異様な腐敗と愚劣が、
東北復興メンバーの内部にも蔓延しているのではないか?


泣くのは簡単である。
だが摘発は簡単ではない。儲かりもしない。
それどころか、職をさえ失いかねない。うっかりすると命さえ落としてしまう。
だが恐るべき災厄を生んだ病根を探り出し、
その病根を叩きだす、これなくして復興はできないだろう。
災害に続いて、底なしの東電腐敗が東北を覆う。暢気に泣いてる暇はない。


泣き女といえば、遙か昔、ありし日のユダヤ国のユダヤ戦史を思い出す。
ひたすら嘆くばかり、誰も咎めない。不幸の源を摘発しない。

ひたすらの善、ひたすらの正義の民、ユダヤ……ユダヤと日本はよく似ている。
双方、20世紀、かたや600万、かたや300万の民をしっかり殲滅させられてしまった。
双方、正義と良心の国。常に正義と良心を唱道する。同声同音で、仲良く唱和する。
ある時は、ファシズムの旗の下で、ある時は民主主義の旗のもとで。

ひょっとして「正義」は、
又「良心」とは、
恐ろしいモノではないだろうか?

Written by イガイガボン

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