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ひとを千人 ―ドラゴン6章―

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『ひとを千人 ―ドラゴン6章―』分類:対談本
著者:阿賀猥 戸沢英土
 
出版:(株)iga
販売:(株)星雲社
発行:2014年3月
判型:四六版 256P
ISBN978-4-434-18990-6
C0020 ¥770E
 
定価770円+税


「抜群に面白く、一気に読んでしまいました。
 正に痛快無比とはこのこと」
 谷合吉重

 
 
『ドラゴン in the Sea』を分冊小型化。
通勤時にも読みたいとの声に応え、手軽に持ち歩けるサイズに。
『ドラゴン』全7章を、章ごとに改編した新ドラゴンシリーズ。
第一弾は6章から。

タイトル『ひとを千人』は、親鸞の言葉。

「たとへば、ひとを千人ころしてんや、しからば往生は一定すべし……」

 
千人殺してみろ、そうすれば、極楽往生できるだろう。
歎異抄十三条の一説、この言葉の真意とは?

前回、『ドラゴン in the Sea』では省略した箇所を大幅に改編。
悪人正機説をメインテーマに、スリリングで気の抜けない展開。

「驚愕と快感……」高貝弘也
「覆された宝石箱の朝(西脇順三郎)を連想しました」池下和彦
「抜群に面白く、一気に読んでしまいました。正に痛快無比とはこのこと」谷合吉重

 
無論、悪人正機説や法然、親鸞だけを追ったものではない。
そこに的を絞ると却って二人を見失ってしまう。

「民主主義っていったい何なんですか?
 言葉自体おかしいんじゃないですか。
 民(タミ)が主(アルジ)ってことでしょう?
 じゃあ、私たち一人一人はどうなるんですか?
 一人一人の個人はどうなるんですか?」

 
『ひとは千人』戸沢英土の発言。

真っ向からこの疑問に答えたのが、親鸞であり、法然。
彼らは集団の正義を認知しない。
正義や善を、塵芥のように、
いや、それ以下の汚染物質として徹底的に唾棄してしまう。
清浄を、善行を、とことん嫌い抜くのである。

ここに現代を切り抜ける、何らかの開口部があるのではないか?
親鸞、法然から、二十一世紀の新しい思考世界が開かれるのではないか?

動物行動学コンラート・ローレンツ、
深層心理学シュピールライン、
利己的学遺伝子リチャード・ドーキンス……
彼らの「知」を、余すところなく包含した法然。

そしてまた、レッド・ツェッペリン、
デヴィッド・ボウイに感性の過激を共有する親鸞……

英国科学、英国ロックを手がかりに、
日本仏教の謎を解析しながら二十一世紀の先端へと突き進む。
 
『ひとを千人』写真

もくじ

 
1 トカゲ物語


  1. かなしきかな……。
  2. インド女性と女性性悪説
  3. ドラゴンと釈迦
  4. 善人天国
  5. ロックの哲学、D・ボウイの場合
  6. トカゲの欠落、春樹の欠落
  7. なぜ、善い人?
  8. 新型悪、ヤミクロ

 
 
2 インテリイワシ


  1. 二つの悪人正機説
  2. なぜ悪人が正しい?
  3. 源頼朝と親鸞
  4. 歎異抄、どこに悪人が?
  5. 悪人正機説、本当の作者
  6. 中原中也と歎異抄
  7. 本心の奥の院
  8. コンラート・ローレンツ
  9. レッド・ツェッペリン「天国への階段」
  10. エミリ・ブロンテ、二十一歳

 
 
3 旅人たち


  1. 男旅人
  2. 女旅人
  3. WC to WC、そしてボウイ
  4. 法然VS明恵
  5. 地獄草紙と経済問題

 
 
 
 

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