イガイガボン

出版の(株)iga

THE SHADOW WORLD(影の世界)

without comments

長崎原爆投下の特集、
新聞では、もっと早く戦争が集結していたら……こう嘆く人も散見した。
それは違うだろう、大国アメリカに勝つはずがない。
敗戦準備はまずは開戦と同時に開始されていたはずだ。
戦争末期、敗色濃い日々、政府の誰もが討ち死にを考えるはずがない。

必死の終戦工作、ロシアに、諸外国に、仲介を頼むがどれも成功しない。
次々に無視されてしまう。
なぜか?
なぜ終戦できないのか?
敗戦宣言を出せないのか?

「そうか、これだったのか。」
極秘裏にひたすら終戦工作に暗躍した政府要人たちは、がっくりと腰をおとして
こう叫んだ。
原爆投下、これでその理由を理解したのだ。

高額な国家予算を注入した原子爆弾、
この成果を世界に、アメリカ国民納税者に、
そして台頭したソ連に見せつける必要があった、このために終戦は引き伸ばされ
たのだ。
ここに、武器ビジネス、世界の裏、『影の世界』がくっきりと浮上したのだ。

『武器ビジネス-マネーと戦争の「最前線」』。
原題は『THE SHADOW WORLD(影の世界)』。

武器ビジネス-マネーと戦争の「最前線」

作者はアンドルー・ファインスタイン。
南アフリカの元国会議員。
武器購入の収賄事件の調査を上層部から止められたことに抗議して辞職。
10年以上をかけて資料を収集して執筆した。

原書房の最新刊だ。
原書房は当たり外れがない。
見事な選択ではないか?
世界的な軍需大手、英国BAEシステムズ、そしてアメリカの軍需一体化の産業シ
ステム。
手に汗握る世界が展開される。

JO5 27号『テロと貧乏』

JO5 27号『テロと貧乏』

9・11直後、この影社会に踏み込んで、
テロルに分け入ったのがマガジンJO5.27号『テロと貧乏』。
増刷に増刷を重ねたがそれでも足りなかった。
新聞、TV、雑誌、どこを向いても、類似の局面を探ったものがなかったからだろう。

なかなか見えない影社会、
誰も教えてくれない闇の世界、
だが、だれもがどこかで密かにかぎ当てているのではないか?
民主主義の裏を這うもの、
平和主義の裏に潜むものを、しっかりとのぞき込んでいたのではないか?

Written by イガイガボン

at

Posted in 雑記

Leave a Reply