江夏名枝詩集『海は近い』


砂を削る踵を残し、波はいつでも眠りに似ていた。
 
あしもとに繰り返される波の音を聴いていると、
わたし自身は生にも死にも属さぬ者であるかのよう。
 
生と死のいずれにも属さない「それ以外」。
 
砕けた貝殻を拾いあげると、
濡れた砂浜に全能なる者が通過していった気配がある。

 

長い詩の中の16番目、長い見事な詩が、ここで終わる。

江夏さんの家は海が近いのか?
我が家は海が近い。徒歩3分。
先日思い立ってワカメを採りに行った。

ずっと以前になるが、近所の料理の名人が作ったという
仰天するほど美味しいワカメを食べたことがある。
名人はもう亡くなられたので、どうやって作られたのかわからないが、
近場の海から収穫したものと聞いている。

海岸に着くとこれはもう、目の果てまで、ワカメの山。
ゴミのようにうず高く…で一挙に食欲減退。
とはいえこれは、「全能なる者」がのこしていったありがたいもの。
ワカメ4株、根ごと引きずり出してブラブラ下げて帰途につく、
わずか3分とはいえ、我が家は山の中腹。
程なくくたびれて、1つ捨て2つ捨てして
家にたどり着いたときは1株だけ。

で、料理方法はわからないので、そのまま、
生のままで食べたところ、これがまたもの凄い美味しさ。
今日のワカメは、流石、全能なる方が残された物、半端ではない。

野菜と同じ、とれたての美味しさなのかどうか。
ワカメで突然生き返った気がする。
(阿賀)

江夏名枝詩集『海は近い』」への2件のフィードバック

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