第四回・詩の虚言朗読会『死(詩)の国』を終えて 2

12月、2つの朗読会に参加した。

12月6日参加は、山岡遊主催、第四回・詩の虚言朗読会『死(詩)の国』
まずは、山岡遊のゴソゴソと這い出て、挨拶代わりか太い声で、ガンガンと唸って開始。

参加朗読者には、下川敬明氏のように、流れるように美しい詩編も混じるが、
大半はどこか主宰の山岡モード。

破天荒で荒削り、グングンと強力に自身を押して行くのが特徴。

細田傳造氏、府川雅明氏など、「今」を切って、切り開いていくが、
切り方は正に野武士の軍刀、会場を爆笑させながらのおおらかな味でたのしませてくれる。
途中、短編映画も上演。バラエテイに富んで、退屈させない。
 

「目下は皆して保身保身で、何も言わない、何があっても見ないふり、山岡朗読会だけが違う。
バカのフリして、馬鹿を盾に何でもかんでも言いまくる、沖縄問題、東電災害……
何でもありの山岡朗読会、山岡さんって、ああ見えて賢いんですよ」

 
これは、山岡朗読会というと毎回参加、舞踏を熱演する十亀脩之介の意見。

さて我らイガイガボングループは、この舞踏家、十亀脩之介が奇怪なる飽食の姫君に扮して踊りまくる「猫姫」を7年ぶりに再演。
十亀が大柄、屈強強靱な身体を豪華絢爛たる姫様衣装に包んで登場。
まずは笑いを巻き起こし、猫又役の吉田ゆき子氏、猫七役の高梨浩二氏を従えて、
にぎやかな舞台となった。
 
『死(詩)の国』__001
写真は左から、十亀、吉田、高梨。
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『死(詩)の国』_003
 
曲は津軽三味線の若手ナンバー1グループ「疾風」の『吹雪』から。
作曲の小山内薫が猫姫用に編曲。
元々は全編、吹雪の最中の刻々と変化する雪の有様を精妙に克明に写しとったもの。

病気治療で、津軽の病院に通院の時に吹雪に遭遇。
あまりの美しさに車窓に釘づけとなったことがある。
それがそのまま小山内薫の三味線曲となって蘇っているのに驚いて、言葉をつけた。

地を掘り返し、蹴り上げて、舞う雪の群、
全てを「白」で圧殺して、消し去っていく、北国の大自然……
繰り返して聞いているうちに、飽食の現代が雪の幻覚として舞いあがり、
空を駆けて行くのが見えてくる。
  
音楽CDは、『疾風』というタイトルで販売中。

もう1つは12月14日、支倉隆子主催、第10回・詩劇『洪水伝説(稽古篇)』内、ポエーマンスに客演。
山岡遊朗読会とは、対照的なコンセプトか?
 
次回に詳しく紹介したい。

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